メスグロヒョウモンなど
八ヶ岳自然文化園に行った翌朝、お天気が良かったので山荘の周りをカメラを持って散歩しました。
この季節、メスグロヒョウモンがやたらと目につきます。
クサボタンが咲いているのを見つけました。名前負けしてんじゃないの?とこれまでは思っていましたが、よく見ると淡いブルーの味わい深い花です。お~、これはなかなか良い花ではありませんか!そしてこの花、蔓がないので気が付きませんでしたが野生のクレマチスなんですね。
道路わきに小さな蕾、と思い近寄ってみたらフシグロでした。いかにもマンテマって感じです。たまたま目につかないと見つけるのは大変そうです。
そしてもう一つ見つけたのがオケラの花です。山荘へ戻り、駐車場からのアプローチの奥、藪の中に白い花が咲いていました。山菜の本など見ているとよく「山で旨いはオケラにトトキ・・・」という言葉が出てきますが、そのオケラです。トトキはツリガネニンジンなので、どちらも味覚より視覚で味わいたい花です。藪の中へ入りたくなかったので300mmで写しましたが、この花も気に入ってしまいました。茶花に使われるというのが納得の風情ある花だと思います。白朮(ビャクジュツ)という薬草らしいです。庭へ引っ越そうかとも思いましたが、玄関へ歩いていく途中に咲いているのも良いかなと、そのままにしておくことにしました。
6月に斑入りのマムシグサを見つけ喜んで写したのですが、山荘の周りで2株見つけました。マムシグサは普通に斑が入るんですかねぇ。
別荘地内で喫茶店をされている蕗の薹さんで、一つ¥100の籠盛りから昭和レトロな色ガラスの器を見つけたので譲って頂きました。子供のころよく見たような気がしますが、最近はほんとに見なくなりました。さて何を入れよう。
翌日、いつものようにお気に入りの花ちゃんでおそばを頂いて自宅に帰りました。このところは「肉付け蕎麦」を食べています。11月になったらまた新蕎麦が食べられます。
八ヶ岳自然文化園へ行ってきました。
長野の山荘へ行くとき、蓼科方面の情報を得るのに「週刊女神湖便り」というサイトをよく利用させていただいているのですが、今回はエンビセンノウが咲いていると書いてあったので八ヶ岳自然文化園へ寄っていきました。
八ヶ岳自然文化園へはこれまで何度も行っていてお気に入りの場所でもありますが、エンビセンノウが咲いているとは知りませんでした。
朝9時半くらいに到着し、とりあえずセンターハウスへ行ってみました。エンビセンノウは湿生花園に咲いていると案内がありました。野草園にはレンゲショウマも咲いているようなのでそちらから左回りに歩いていくことにしました。
野草園と言っても山野草が栽培してある感じではなく、もともとの植生を保護してあるように思います。レンゲショウマは2か所で見つかりましたが少し遅かったかもしれません。レンゲショウマは大好きな花です。
ハナイカリがまとまって生えていましたが、咲く前なのか咲いた後なのかよく判りません。
湿生花園へ行く前に信玄の棒道へ行ってみました。あまり人が来ないようで、熊でも出てきそうな雰囲気だなと思っていたらカモシカが飛び出してきてびっくりしました。
アサマフウロがあちこちに咲いています。この花は日本が誇れるゲラニュウムだと思います。
アケボノソウも丁度見ごろでした。この花も大好きです。白い花弁に青、紫、緑の模様が入っていてとても素敵だと思います。
リンドウの仲間は私には難しくて同定できません。これはリンドウかな?
棒道から戻るとお昼になっていました。花盛りで気が付けば2時間ほど歩いていました。お腹も減ってきましたが先に湿生花園へ向かうことにします。
湿生花園では先ずアサマフウロに圧倒されました。一面のミゾソバとアサマフウロです。
エンビセンノウもあちこちに咲いていました。
素晴らしく艶やかな橙色で、緑の中に浮かび上がっているにも係わらず全く華美な感じはしなくて、むしろ清楚な印象さえ受けます。想像していた以上に良い花でした。
サワギキョウも咲いていますがこちらはもう終わりかけでした。
ミソハギも終わりかけでした。
今回は見てみたいと思っていたエンビセンノウが見られて幸せでした。アサマフウロもとても綺麗でした。
八ヶ岳自然文化園の近くにある八ヶ岳農場もお勧めです。公園からは八ヶ岳が一望できます。当ブログのタイトル画像はここから写したものです。
お昼は蓼科自由農園で焼き立てパンを購入しました。メロンパンが美味しかったです。角食とモモのジャムを明日の朝食用に購入しました。ここの手作りジャムもお勧めです。
ウメガサソウを見つけました。
昨年ウメガサソウという花を知り、是非見てみたいと思っていました。7月になってそろそろウメガサソウの咲く時期かとネットで調べてみたら、蕾の写真が載っているのを見て、「あ、これがそうか!」と驚きました。というのは、6月に長野の山荘へ行ったとき、駐車場から玄関までのアプローチにポツポツと生えていたのがまさにウメガサソウだったのです。花をアップで写した写真と蕾だけの実物が繋がらず、イヌツゲの苗かな?くらいに思っていたのでした。なので今回、山荘へ行くにあたってとても楽しみにしていました。ところが行ってみたら殆ど花は終わり。あちこち探してなんとか一輪だけ残っていたのを見つけました。
来シーズンこそは良い写真を撮りたいと思います。
暑いので原生林へ
面ノ木原生林 - Spherical Image - RICOH THETA
もう梅雨明けしたんじゃないかという日が続いてます。とても日差しの中を歩く気がしなかったので原生林へ行くことにしました。愛知県には「越戸の大山」、「宮路山」など原生林の残っているところがいくつかありますが、この季節であれば「段戸裏谷」か今回行ってきた「面ノ木」が涼しくて良いです。
冒頭の360°画像は1,200標高地の下あたり、下草もなく平らで広々した気持ちの良いところで私のお気に入りの場所です。物理的には蝉の声が物凄かったのですが、精神的にはとても静かに感じました。
面ノ木原生林 - Spherical Image - RICOH THETA
こちらは尾根道に入ったところです。道の両側にブナが聳え、風が吹き抜けてとても涼しいところです。
足元の石の上にオオトラフコガネがいました。
タンナサワフタギの立ち枯れにはお約束のこの虫も。