新そばの季節になりました!
そば好きな私にとってうれしい季節がやってきました。お気に入りの蕎麦屋さん、長久保宿の花ちゃんでも新そばが始まりました。
(十割ざるそば、並盛¥850)
梅雨明け頃からは鶏肉と煮卵が入った暖かい汁でいただく肉つけそばを食べていましたが、これからはざるです。もちろん肉つけそばもおいしいのですけど。
そばはとても好きなんですが、「このそばは、ここがこう旨い」と表現することが私にはできません。そのため自分は好きなんだけど、そばの味が判らないんだろうと思っていました。花ちゃんのそばは昨秋から食べていますが、梅雨明けころに「あれ?なんか物足りないなぁ。」と感じたことがあって、しばらくして「あ、そうか。新そばから食べ始めて、季節が移り気温が上がってそばの旬じゃなくなったんだ。」と気が付きました。それ以来、この新そばが出てくるのを待ちに待っていたわけです。いやー、旨かったです。相変わらずこがどう旨いとは表現できませんが。
秋もいよいよ深まり朝夕は寒いです。薪を運んでいたらチャイロホソヒラタカミキリの碧いタイプがくっついていました。前回のルリボシ同様どこも壊れていないので驚きです。
庭のホトトギスも咲いているのは数輪になってきました。
写真の好きな方がご覧になると「なんだこれ?怪しい写真だな。」と思われるのでは? 異常に被写界深度が深いでしょ?
実はこれ、100mmのマクロで写した画像7枚を合成して作っています。CombineZMという多焦点合成ソフトを使用しました。ホトトギスのような立体的な構造の花を撮るときどれだけ絞ってもピントが合い切らないので使ってみました。ランの花を写すのにもよさそうです。
横谷峡へ行ってきました。
そろそろ紅葉の良い季節になってきました。ということで、土曜日に茅野市の横谷峡へ行ってきました。駐車場から王滝まで写真を撮りながらぶらぶら歩いたら1時間半ほど掛かりました。
乙女滝から王滝までいくつかの滝が現れます。
乙女滝を過ぎ歩いていくとカラメルのような匂いがしてきました。カツラがあるなと探したら立派な木が道の両側に立っていました。
すごく整備された歩きやすい道が渓谷沿いに続きます。快適なハイキングコースです。
これは霧降の滝だったかな?
渓流の対岸は絶壁です。
これはなんだったかな?
ヤマブドウが落ちていました。
最後に出てくる王滝は素晴らしく立派です。
この日、紅葉はまだこれからのように思いましたが、台風でどうなったでしょうかねぇ。
台風前で天気が悪くて寒いので、薪ストーブが活躍します。薪を部屋へ運ぼうとしたらルリボシカミキリが出てきました。どこも壊れていないので標本にしてみようかな。
途中に寄った蓼科自由農園でイワシャジン、アキチョウジ、ウメバチソウを購入したので庭に植えました。
この季節、カメムシが大量に室内へ入ってきます。暗くなると部屋の明かりの周りをブーンと結構な羽音を立てて飛び回ります。そっと外へ出さないと匂いが大変なことになります。一晩で30頭ほど放り出しても、次の日にまた同じだけいます。どこから入ってくるのかわかりません。家の壁に止まって隙あらば入ってこようとしているようです。
だから私はパクチーが食べられません。
夜はテングアツバがやってきました。
ムシャクロツバメシジミなど
昨夜は3~5時ころ凄い雨が降っていました。今日は孫たちの運動会なので中止になるかと思っていましたが、なんとか開催できて良かったです。今日が運動会というところはきっと多かったでしょうね。終わるころには薄日もさしてきました。家に帰ってお昼を食べ、せっかく天気が回復したのだからとムシャクロツバメシジミを見に行ってきました。ムシャクロツバメシジミがいるところは家からとても近く自転車で行くのが一番便利です。
さて、昨日の雨は凄かったけどいるかな?と川沿いを歩ていくとヤマトシジミやツバメシジミの♂と思われる個体がチラチラと飛んでいますが、色が明るいので飛んでいてもすぐに判ります。
と、いました。ムシャクロツバメシジミが飛んでいると表の黒と裏の白がチカチカしている感じでこれもすぐに判ります。
翅を開いて止まってくれました。なかなか新鮮な♀(多分)です。
ツユクサに止まりました。
斜め前から。
食草のツルマンネングサに止まっているところ。
ゆっくり止まっていたのでこちらもじっくり写せます。
飛んでいるとヤマトシジミの♀は紛らわしいかな。
ウラナミシジミがでかく感じます。
ツマグロヒョウモンのペアがグルグル飛んでいましたが、蝶の飛んでいるところをサンヨンで写すのは私には無理でした。
霧ヶ峰、踊場湿原に行ってきました。
金曜、山荘へ行く途中に霧ヶ峰に寄りました。ススキの穂が茂る高原からは八ヶ岳と南アルプスの真ん中に富士山が見えていました。
草紅葉が始まっていました。蓼科山も見えます。
秋晴れの踊場湿原です。一周する間、誰にも会いませんでした。
山荘の庭ではようやくホトトギスが咲き始めました。
庭の南側に栗の木があります。夏には山草に丁度良い木陰を作ってくれます。真ん中の黒っぽい木ですが多分10mくらいあります。右下はお隣の屋根です。
今の季節は栗爆弾が降ってきて庭仕事が恐ろしいことになります。パサッと途中の枝に当たる音がした後、ポットン!と落ちてきます。前日に蓼科自由農園でカタクリが5球1,000円で売っていたのを購入したので、それを植えるためにツバ付きの帽子を被っていましたが、パサッという音がするたびにドキッとします。目の前にポットンと落ちてくるとゾクゾクします。危ない、危ない。
拾い集めたらバケツ一杯になりました。
朝晩は寒くなりました。薪ストーブの季節になるとダッチオーブンが使いやすくなります。ドリッパーのお湯もいつでも使えて便利です。
庭の風知草を見ていて思ったこと、など
庭に植えた斑入りのウラハグサを見ていたら花が咲いていました。
そういえば前日に通った林道では道の両側に生えている雑草のほとんどがウラハグサでした。
思い切り雑草で絶やす方が難しそうなくらいに見えるので、うちの斑入りも花が種を付けたらメチャメチャ増えそうに思いますがそうはいかないんでしょうねぇ。
ウラハグサについて少し調べてみたら、あの牧野富太郎博士が命名したんですね。新属で記載されていますが、欧州人達はこんなに沢山生えているのに目を向けなかったんだねぇ。この雑草に風知草と名付けて庭で愛でようと思いついた先人のセンスは本当に凄いなと思った次第です。
この林道ではサラシナショウマ(?)がいくつか咲いているところがありました。標高1,200~1,300mくらいのところで咲き始めでした。
ピンクっぽい蕾もありました。ブログを書いててちょっと疑問に思ったので調べて見ましたがイヌショウマかな?葉っぱを写してこないとダメだね。
以前にオケラの佇まいがとても気に入ったので庭へ植えたいと書きましたが、他に生えていないかと葉っぱを覚えて探したら家の西側に花の咲いていない株がたくさん見つかったので1株を庭へ引っ越しました。さらに北側には花が咲いているものも1株ありました。前に玄関側で見つけたのは白い花でしたがこちらはピンクでした。
反対側から写したところ。背景に写っているのは我が家です。
メスグロヒョウモンなど
八ヶ岳自然文化園に行った翌朝、お天気が良かったので山荘の周りをカメラを持って散歩しました。
この季節、メスグロヒョウモンがやたらと目につきます。
クサボタンが咲いているのを見つけました。名前負けしてんじゃないの?とこれまでは思っていましたが、よく見ると淡いブルーの味わい深い花です。お~、これはなかなか良い花ではありませんか!そしてこの花、蔓がないので気が付きませんでしたが野生のクレマチスなんですね。
道路わきに小さな蕾、と思い近寄ってみたらフシグロでした。いかにもマンテマって感じです。たまたま目につかないと見つけるのは大変そうです。
そしてもう一つ見つけたのがオケラの花です。山荘へ戻り、駐車場からのアプローチの奥、藪の中に白い花が咲いていました。山菜の本など見ているとよく「山で旨いはオケラにトトキ・・・」という言葉が出てきますが、そのオケラです。トトキはツリガネニンジンなので、どちらも味覚より視覚で味わいたい花です。藪の中へ入りたくなかったので300mmで写しましたが、この花も気に入ってしまいました。茶花に使われるというのが納得の風情ある花だと思います。白朮(ビャクジュツ)という薬草らしいです。庭へ引っ越そうかとも思いましたが、玄関へ歩いていく途中に咲いているのも良いかなと、そのままにしておくことにしました。
6月に斑入りのマムシグサを見つけ喜んで写したのですが、山荘の周りで2株見つけました。マムシグサは普通に斑が入るんですかねぇ。
別荘地内で喫茶店をされている蕗の薹さんで、一つ¥100の籠盛りから昭和レトロな色ガラスの器を見つけたので譲って頂きました。子供のころよく見たような気がしますが、最近はほんとに見なくなりました。さて何を入れよう。
翌日、いつものようにお気に入りの花ちゃんでおそばを頂いて自宅に帰りました。このところは「肉付け蕎麦」を食べています。11月になったらまた新蕎麦が食べられます。