レンゲツツジ
外遊びには嫌な季節になりましたが、山では花も虫も一斉に出てくる季節でもあります。
土曜の女神湖あたりは霧というか雲の中でした。県道沿いの「もうもう」さんで暖かい牛乳を買い、雨境峠に車を停めて牧場沿いの道を少し歩いたところの東屋でお昼にしました。白樺林の中です。
このあたり、レンゲツツジは少し遅いようです。
日曜は梅雨の最中の貴重な晴れだったので、武石から県道62経由で美ヶ原へ行って来ました。思い出の丘駐車場に10時頃到着するとすでに10台くらい止まっていました。駐車場からの景色がすでに素晴らしくて北アルプスがとても綺麗に見えます。
眼下に見えるのは松本の街でしょうか。
歩き始めるとレンゲツツジが丁度良い感じに咲いています。
槍ヶ岳が天を突いています。
佐久平は雲の中。
正面にちょっとした小山が見えています。そこまで行ってくることにします。
てっぺんに着くと「武石嶺」とありました。
美ヶ原方面が良く見えます。
振り返れば北アルプス北部の山が。白馬あたりかな。
車に戻り、美ヶ原方面へ向かうとレンゲツツジの群落があちこちにありました。
コトラとかクリンソウとか
山荘へ行く途中、山から切り出した材が置いてあるところに寄りました。ちょっとした山土場のようで以前から気になってはいたのですが、天気が悪かったり急いでいたりで寄れずにいました。
連休頃ならコトラとか沢山いそうですが、流石に遅いかなと思いながら材木を見て回ると、おっ、居ました。コトラカミキリが産卵中。
クロヒメヒラタタマムシかな?
これはなんだろう?タマムシはさっぱり判りません。
これはアオバナガクチキ? 止まらないので写しにくい。
ミズキの葉に止まったカラカネハナカミキリ。
山荘に着くと、柱に大型のヒゲナガゾウが。シロヒゲナガゾウムシかな?
カモミールも咲き始めました。
お茶にして冷やしておくと庭仕事の後にとても美味しい!
夜は明かりに蛾が沢山来ました。メンバーはシャチホコが多くなってきました。
これはアオセダカシャチホコ。こうやってみると模様が丁度✖になるんだ!
オオギンモンシャチホコ。
コトビモンシャチホコ。
ツマジロシャチホコ。
これはシャチホコじゃないけど綺麗なゴマケンモン。
翌日は以前に見つけたクリンソウがそろそろ咲いているかと見に行ってきました。
途中、ギンイチモンジセセリが居ました。
写しているときはハエかと思っていましたが、クロヒメヒラタタマムシみたいです。タンポポじゃなくても黄色い花が好きなんですねぇ。
クリンソウを見つけた場所に着き、車を停めて見ると湿地の奥に赤い花が。うん、咲いてる、咲いてる。
この独特な赤色が好きです。
いくつか咲いていますが1本ずつで、固まって咲いていないのが少し残念。
この花は花弁が大きくてフリルのようになっていました。
Ikarexにモルトを張りました
フィルムカメラの話です。
Ikarexというのは1970年代のドイツ製フィルムカメラです。私のは35sのTM(スクリューマウント)というモデルです。
このあたりのデザインがゼブラなレンズにとても似合うと思ってます(ちなみにこの写真はTZ85で適当に写したのをGoogle Nik ColectionのAnalog Frex Pro2で編集しました)。
このほぼジャンクなイカレックスにモルトを張りました。張替じゃなくて、張りましたというのは購入時にモルトが張ってなかったので。モルトというのはカメラの裏ブタとかミラーが上がった時の接触面に貼ってあるウレタンです。光の内反射を防ぐとか緩衝材とかだそうです。
今回は裏ブタの上下の溝にモルトを張りました。やってみて思うところがいくつかあったので書いてみました。
今回購入したモルトプレーン。裏側に糊がついているタイプです。これを溝の幅に合わせて切り張っていきます。
出来上がりはこんな感じ。
ということで思ったことを箇条書きにしておきます。
1.なんといっても糊つきを買ったのが間違いだった。
溝に入れるとき、切り口の糊がくっついて思った以上に上手く入らない。エタノールを塗るのですが、あっちにくっつき、こっちにくっつきになります。両面テープを細く切って先に溝に貼ってから、糊なしのモルトを入れたほうがやり易いかもしれない。ピンセットは必需品。糊つきのモルトを溝の幅より広めに切って入れるなんて私には無理。
2.エタノールは少しずつ塗りながら。
一気に塗るとすぐに乾いてしまう。3cmくらい塗っては張って行くのがやり易かった。つまようじの先にティッシュを切ったものを巻き付けて塗りました。
3.糊つきのモルトプレーンはカッターで切れる。
これだけは糊つきのほうが切りやすいかも。台紙がついているのでウレタンが逃げにくいようです。普通のカッターで問題なく切れます。一度に切るのではなく、まずウレタン部分を切り、次に台紙を切る感じが良いと思いました。
モルトを張る前は裏ブタを閉めたときに”カチャン”というような金属的な音がしていましたが、張った後は”ポコッ”という感じに変わりました。おぉ、そういえば昔はこんな音だったとちょっと感動!
面の木原生林
愛知県豊田市の面の木原生林へ行ってきました。特に目的もありませんが、ブナの大木が茂るこの原生林には度々訪れたくなる魅力があります。
以前に来た時、スズタケが花を咲かせていました。今回見事に枯れていました。
ところどころに小さな白い花が咲いています。近寄ってよく見ると小さいけれど上品で綺麗な花でした。帰ってから調べたらタニギキョウというようです。名前だけではなく本当にキキョウ科でした。
タンナサワフタギの立ち枯れにはヘリグロホソハナカミキリやヘリウスハナカミキリが来ています。
ヘリグロホソハナカミキリ
ヘリウスハナカミキリ
ピックニセハムシハナカミキリも来ていますが、動き回って写しにくいです。
沢筋に白い花が咲いていました。
咲いている姿もなかなか雰囲気が良いです。
写しているときにオオイヌノフグリを大きく白くしたようだなと思いましたが、帰って調べたらクワガタソウのようで、オオイヌノフグリと同属でした。
尾根に出てもスズタケが枯れています。この広い範囲のスズタケが1株というのは凄い話です。
マイヅルソウが咲いていました。
模様の綺麗なスミレが沢山生えていますが花がありません。
かろうじて咲き終わった花が一つありました。フモトスミレかと思います。スミレの季節もいよいよ終わりです。
新緑の八ヶ岳自然文化園
金曜、八ヶ岳自然文化園へ行ってきました。
その前にまずは蓼科自由農園へ寄って、夕飯の食材を調達。
隣接する808でジャムが欲しっかったんだけど一つも売っていませんでした。
玉ねぎドレッシングを買って、自由農園へ。こちらのお気に入りは信州黄金軍鶏の串焼きセット。炭火で焼いて食べると最高に美味しい。
山野草コーナーでヤグルマソウを見つけました。以前から是非植えたいと思っていましたがなかなか売っているのに出会えませんでした。山へ行けばどこでも生えている草なんですけどねぇ。
買い物のあとは八ヶ岳自然文化園へ。自由農園からすぐ近くです。いつ行っても広々とした気持ちの良いところです。ちょうど木陰にベンチがあったのでお昼にしました。
途中の諏訪SAで「おぎのや」さんのお弁当を仕入れてきました。
こちらは有名な釜めし。おぎのやさんの鉄板。
もうひとつは初めて買ってみた信州ハーブ鶏香草焼弁当。小海老ご飯で美味しかったです。気に入りました。
山草コーナーから牧場へ花を探しながら歩いていくのがお気に入りのコースです。今はイカリソウが最盛期でした。いろんな色があります。
こんなのも。
リンドウがあちこちに咲いていました。フデリンドウ?
開放的な林床にスズランが沢山生えています。まだ咲いていませんが早い株は蕾を上げていました。
小川の近くにはワスレナグサが群落を作っています。
サクラソウも咲いています。自然文化園のなかにも整備されたサクラソウのコーナーがありますが、やはり自然に咲いているのが好きです。八ケ岳は雲のなか。
牧場の直売所へ向かう途中、ヤギに「めぇぇぇぇぇ~」と呼びかけられました。近づいてみると餌の自販機が。これが欲しくて呼んだようです。
家内があっさりと捕まりました。
牛を見ながら冷たくて濃いミルクを頂きました。美味しいです。
直売所で少し買い物をしてもと来た道を戻ります。途中、見慣れない鳥がいました。枝に隠れてよく判りません。コムクドリかな?
小川まで戻ると白い花に気が付きました。自然のものは初めて見ましたが、サンリンソウかと思います。
山荘の庭ではチョウジソウが咲き始めていました。独特の青色が良い感じです。考えてみるとどうも青系統の花が好きな気がします。
今回は昨秋蒔いたレンゲショウマとセンノウの苗を庭に定植しました。レンゲショウマは62蒔いて12本が発芽しました。成績悪ぅ。蒔いたときは「よし、これで庭中レンゲショウマにできる!」と単純に思っていました。。。
こちらはセンノウ。
自由農園で買ったヤグルマソウも早速植えました。お~、おおむね思い通りの感じに。
駐車場の石組みではタツナミソウが咲き始め。今年は種を蒔きたいと思います。
夕食は信州黄金軍鶏の串焼き。美味しくて夢中で食べてたら焼き上がりを写すの忘れました。
夕食のあと、お茶を飲んでいるときに家内が牧場の売店で購入した蜜蝋に火を灯しました。意外と良い感じではありますが、合わせて120歳の老人二人では浪漫のかけらもありませんな。
金曜はすごく温かかったので夜はいろいろな虫がやってきました。コクワガタは今年初めての大型甲虫。
こちらはオオミズアオ。これを見て「美しい」と感じる変人はどれくらいいるものか?私は勿論変人の側です。
さて、スミレの季節もそろそろ終盤。今回勉強したスミレです。
最初は自然文化園で見つけたエゾノタチツボスミレ。以前に白い花で覚えましたが、色が違うので見たときはなんだか判りませんでした。林床に結構咲いていました。
次はタチツボスミレと思います。
そしてサクラスミレ。綺麗な紫色の大きな花を咲かせていました。花弁の先が凹んでいます。咲いてる姿もなかなか良いです。
そしてよく判らないのがこちら。アカネスミレかコスミレか。花の内部が見えないのでアカネスミレのような気もするし、距の先が細くないのでコスミレかも。どっちも大間違いの可能性も大いに有り。
最後は山荘の庭に勝手に生えている菫。これもなかなか判らなかったけど、多分アケボノスミレ。大型の鮮やかな紫色の花を咲かせていました。花の色はまったく紅みがないし間違ってるかもしれない。
サクラソウの季節
山荘の庭に植えたサクラソウが満開になりました。2年前に道の駅で一株100円で2本購入したものです。今年は7株になり花は4本たちました。
居間から庭を見ていたら獣が歩いている!ガラス越しですがコンデジで写したらタヌキでした。
金曜は女神湖方面へ散策に行ってきました。途中、車の窓から道路脇にピンクの花が沢山さいているのを発見。車を停めて見に行くとサクラソウでした。
かなり交通量の多い道ですが、いっぱい咲いています。
写真を撮っている間も車がバンバン通りますが、1台も止まりません。信州の方にはタンポポが咲いているような普通の光景なんでしょう。私は流石信州!と感動してしまいました。
サクラソウを見ていたらホソバノアマナが一緒に咲いているのも見つけました。
もう少し女神湖方面へ進み林道に入りふらふらと歩いていたら華奢なワチガイソウが咲いていました。ヒゲネワチガイソウというのでしょうか。
林床には点々と白いAjuga。
林道を進んでいくと沢の源頭のようなところが。クリンソウがありそうだなと探してみたらすぐに見つかりました。まだ花は咲いていませんが普通にあるんですねぇ。信州凄いな!
庭も随分と緑になってきました。今はシロバナヤマブキが満開です。
ヤマアジサイを2株植えたのですが、植えたアジサイのあいだにシロバナヤマブキが生えているのを見つけました。なんだかすごく嬉しい。
今回勉強したスミレはニョイスミレとシロスミレでした。
まずニョイスミレ。まぁどこにでもありますが。
シロスミレは庭のところどころに勝手に生えています。
信州の庭も春から初夏へ
山荘の庭も春の騒動が落ち着きそろそろ初夏へ移ろうかというい雰囲気になってきました。
今はイカリソウが満開です。本当はそこらへんに生えている普通のを植えたかったのですが、友人の花屋さん曰く「そういうのは需要が無いから流通に乗らない」そうで、もらったこれは外国のかも。
ヤブレガサも芽を上げてきましたが、同じ理由でこれも中国もの。
シラネアオイはまずいことに葉芽ばかりになってしまった!やはり昨シーズンに株分けするべきだったか?
前回植えたヤマシャクヤクはぎりぎり花が見られました。種を取るべきか迷いどころです。
ヒゴスミレはもともと庭を造る前から自生していたので元気いっぱいです。
ハッカクレンも葉が展開してきました。1本出遅れてます。
昨秋、家の裏で咲いていたオケラの種を蒔いたものが発芽してきたので庭に移しました。10個蒔いて6個発芽でした。
昨年は非常に調子悪くて1輪しか咲かなかったヤマユリが今年は調子よさそうです。
さて、スミレの勉強をしようとコンデジを持ってあたりを散策してきました。今回は2種類。
一つ目はゲンジスミレ。半日蔭の斜面にポツポツと生えていました。これは正解だと思う。
側弁は有毛。
葉は心形。
裏面は紫色。
二つ目はエゾノタチツボスミレ。これも多分当たり!
側弁は有毛。
距は短くて溝あり。
私の場合、スミレはコンデジのほうが写しやすいです。