キリガミネスミレなど
スミレの花も高山性を除くといよいよ終わりになってきたので、今年のうちに見ておきたかったシロスミレを探して女神湖のあたりを徘徊してきました。
まずはスミレが見つかりました。緑の中に濃い菫色をしているので目立ちます。
ヒョウモンチョウの仲間と思われる幼虫がスミレの花をモリモリ食べていました。
シカ?の糞にセンチコガネ。
更にウロウロしていると、おっ!ありました。シロスミレ。うわ~、良い花だなぁ。花の時期に葉っぱが邪魔くさくないし、唇弁に入る紫条もすっきりしていてすごく清楚な感じ。
少し離れたところでも見つけました。
こうなると欲が出るのが人というもの、アレですよ、アレを探さねば。キリガミネスミレ!
キョロキョロと探し回ると、スミレにしては色白なのがいました。うーん、どうなんだろう?
近くにも似たような株がありました。
きっと当たりだろうとは思うんだけどねぇ。もっとそれらしいのがないかとさらにキョロキョロ。おー、これはそうだろう!
うん、きっと間違いない。もう誰が何と言っても決めました。これはキリガミネスミレ!
念願のシロスミレに加えキリガミネスミレ(勝手に確定)まで見つけてしまったので、今度は樹林の中に移動しました。
道路わきに小さな白い花が咲いています。老眼の目を細めて花を横から見ると漏斗状になっています。クルマバソウでした。以下の3枚はすべてクルマバソウです。桜餅の匂い(クマリンだったかな)がするという記述を読んだような気がしたので花を摘まんで嗅いでみましたが全然判りませんでした。
輪になって着く葉っぱが特徴的。
上から見ると十文字。
すぐ近くにそっくりさんが咲いていました。横から見ると漏斗状になってないのでクルマバソウとは違うと判るのですが、じゃあなんだ?私には判りません。
葉っぱもそっくり。
上から見た花もそっくり。
イケマの芽が伸びていました。もっと太くて出たばかりだとかなり旨いのだけどなぁ。
白い塊が落ちていると思ったら羽化したばかりと思われるオオミズアオの♀でした。これで飛べるのかって感じ。
小さな流れの近くでズダヤクシュ。
クモキリソウはこれから蕾が伸びてくるところ。
流れのすぐ上は湿地状になっていました。このあたりでこういう環境であればお約束、クリンソウが沢山咲いていました。
これもお約束、シキンカラマツ。大きな株もあったので夏にまた来てみようと思います。
ジメジメのところに咲くニョイスミレ。
一昨年から庭で一人生えしてきた白いスミレが場所的にシロスミレだと思っていたのですが、スミレに詳しい友人からアリアケスミレと指摘されました。言われてみればうちの庭にしか咲いていなくて、どうも他の苗にくっついてきたもののようです。なんとか本物のシロスミレを見つけたいと思っていたので大満足の一日でした。