梅雨の合間に その2
月曜は雨が上がったのでエコーバレーへ散歩に行ってみました。姫木のあたりから雲の中になってしまいましたが、たまに薄日が差すとヒメシジミが翅を開いて日光浴しています。
日光浴する♂
吸蜜する♂
♀は翅の表は地味だけど裏側はなかなかシックで良い感じ。
ゲレンデ脇の細流沿いに黄色い小さな花が咲いているのを見つけました。小さいけどオオバミゾホオズキかな。
水曜はカミキリを研究している友人がDNAのサンプルを採りたいということで一泊でやってきました。目的地への途中、マタタビが咲いてたので車を停めて大きなネットで掬い始めました。見ていると数本咲いているマタタビを順に掬っていってはまた戻ってきてを繰り返しています。ニセハムシハナカミキリが何度掬っても採れるようですが、長い竿にでっかいネットでよくやるなぁと観ていたら「笑ってないで手伝え」と私もネットを持たされました。とりあえず私のネットにもニセハムシハナカミキリが入りましたが、竿を折る前に辞めておきました。
ニセハムシハナカミキリ
私の掬ったネットにも
暇になったのでブラブラしているとモモグロハナカミキリがアチコチに止まっています。交尾しているのも結構います。友人はショウマがホストらしいというのですが、そういえば先日うちの庭にいたのもショウマの近くでした。今年は随分大きくなって立派な花が付いたのに食べられたらいやだなぁ。
シダの上で交尾中のモモグロハナカミキリ
ショウマの上で交尾中のモモグロハナカミキリ
しばらく進むと今度はミヤマドウボソカミキリを採ってくるといって車を降りてビーティングに。戻ってきたので写真を撮らせてもらいましたが、アンテナが長くてなかなかカッコ良い虫です。
ビーティングネットの上のミヤマドウボソカミキリ
花は林床でイチヨウランを見つけました。残念なことにもう終わりかけです。
夜、久しぶりに会話しながらの夕食は外部形態による分類とDNAの解析による分類についてなど興味深い話を聞くことが出来ました。植物ではAPGにより従来の分類体系がかなり変更になったようですが、動物でも凄く進んでいるそうです。昆虫の分類もDNAの解析手段を持っていないアマチュアの方は大変だなぁ。