天然に

愛知県の自宅と長野県長和町を行ったり来たりの二拠点生活をしています。主に信州の風景、花、虫などの写真を載せたり、山での暮らしを書いています。

猛残暑の笹又道(伊吹山)

 久しぶりに伊吹の笹又道を歩いてきました。秋の笹又道というタイトルにしようと思っていたのですが、暑い暑い!で猛残暑のというタイトルになりました。
 以前は花が多くてお気に入りのコースでしたが、数年前にどこもかしこも山ヒルというめにあってからヒルが大の苦手な私は足が遠のいていました。
 林道終点の駐車スペースに車を停め歩き始めるとゲンノショウコがあちこちに赤と白の花を咲かせています。

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 畑地の間を歩いていくとクサボタンが沢山の花を咲かせていました。ツル性ではありませんがこれも野生のクレマチス石灰岩地帯に多いらしい。

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 このへんてこな花はガガイモ。

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 樹林の中に入るまでは炎天下の急坂を登ります。道が随分と荒れています。

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 樹林の中は影になるので多少ましですが、坂が結構急なので汗がポタポタ流れ落ちます。ムラサキシジミがいました。翅を開くと綺麗なんだけど。

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 今日は隔離分布しているエンシュウツリフネを見ようと思ってきましたが全然見当たりません。以前はこのあたりに沢山咲いていたのですが。

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 マネキグサもなくなっていました。そういえばいつも咲いていたフシグロセンノウも見ませんでした。鹿が増えすぎな気がします。アキチョウジも見当たりません。これは寂しいなぁと歩いていくと、流石にもう遅いだろうと思っていたヒナノキンチャクがまだ咲いていました。炎天下をヒナノキンチャクに元気づけられて歩いていきます。

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 久しぶりに見たけどやっぱり良い花だなぁ。

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 ゲンノショウコの白い花にヤマトシジミが来ていました。

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 静馬ヶ原へのトラバース道は石灰岩がゴロゴロで独特の景色です。

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 アケボノソウが咲き初めでした。

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 ヒメフウロ。これも石灰岩地帯を好むようで伊吹山ではよく見かけますが、そういえば他では見たことないかも。

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 イブキコゴメグサは小さいけど好きな花。伊吹山と北鈴鹿の霊仙だけに分布するらしいです。

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 これはキリンソウ?

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 こんな日当たりにダイモンジソウ。

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 トウダイグサの仲間。

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 伊吹山のオオセンチコガネは綺麗な赤紫。向かいの養老はぐっと緑が強くなるので不思議。

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 帰り道は炎天下から一変して土砂降りになりました。濡れても寒くはないので暑いよりましだったとしよう。