布引観音と氷風穴
絶壁に作られたお堂がある小諸市の布引観音へ行ってきました。30分ほどで行けるのですが、これまでなかなか機会がありませんでした。土地勘がないのでGoogle先生の案内に任せたら、県道153号の先でほとんど畦道のようなルートをナビされてしまいました。畦道を抜けると林道布引線というのを進み、その先を左へUターンぎみに駐車場へ。ずっと対向車が来たらどうするのという道でした。どうやら本堂の上から入ったようです。駐車場から降りてゆくと絶壁にお堂が見えました。
これは凄い。重機の無い1300年前にどうやったらこんなものが作れるんだ?
本堂を過ぎると岩に埋もれるように幾つもお堂が作られていました。前から見ると普通だけど、実は半分以上が岩の中です。
絶壁をくり貫いたトンネルを抜けます。
岩壁に扉だけ着けたように見えますが、覗くとちゃんと中まで造ってあります。
こちらも外に出ているのは扉だけ。
振り返って本堂を見たところ。
トンネルの先に観音堂があります。一番先まで行って下を覗くとキュンと来ます。
車に戻り林道を降りると氷風穴の案内と駐車場がありました。
天然の冷蔵庫だなぁ。
中に入って体験できる風穴もありましたが、外が十分寒いので中に入っても変わりませんでした。
温風穴というのは初めて知りました。
案内板に書いてある通り、ここだけ緑の草が生えていて不思議な空間になっています。氷穴は夏に来た方が良いかもしれませんが、温風穴は冬に見た方が面白そう。
山荘に戻ってElfenさんの絶品クッキーでティータイム。
庭はすっかり冬枯れですが、落ち葉の下には新芽がいます。クリスマスローズはもうすぐ顔を出しそうです。
チベタヌスは四年経っても相変わらずチビタヌス。
一昨年購入したヤマシャクヤク。昨年は咲きませんでしたが、もしかしたら今年は咲くかな。
昨夜は星が綺麗に出ていたので懲りもせず馬頭星雲に挑戦しましたが、やっぱり馬の頭がシャキッと写せません。
今日は午前中穏やかな陽気だったのでプラプラと散歩に出かけました。昨秋の台風19号で荒れた山道を歩いていると足元に気になるものが落ちていました。このあたりは縄文遺跡があちこちにあるのでもしかしたら土器の欠片だったとか。
夕方、雨戸を閉めようとしたらカーテンにタマムシが止まっていました。一瞬アカヘリミドリタマかと思いましたが、それほど赤くないし、あまりに時期がおかしい。どうやらアメリカアカヘリタマムシのようです。
探したら食器戸棚に脱出口がありました。縁に木屑がこぼれています。この戸棚は多分20年以上前のものなので、北米で松に産卵後、伐採され、製材され、家具にされ、その間ずっと木の中で育っていたようです。凄い虫だね。