御座山に登れませんでした
思いがけず高峰山に登ることになってしまった翌々日、御座山(おぐらさん)へ登ろうと行ってきました。
登山口のある南相木村の長者の森に到着。
車を停めて歩き始めると林床にニリンソウが沢山咲いています。
フデリンドウも見ごろです。
ヒゲネワチガイソウもまだ咲いていました。
斜面いっぱいにバイケイソウが伸びています。ここも鹿が多いのかもしれません。
ヤマエンゴサクを写していたらレンプクソウが咲いているのに気が付きました。
ミヤマエンレイソウは咲き始め。
ヤブレガサが沢山あります。毒草ではないと思いますが匂いと苦みがきついので鹿も食べないのかも。
大好きなヒナスミレがまだ咲いていました。
蕾を着けたヤマシャクヤクまで出てきました。
サンリンソウも咲いています。うわぁ、いいところだなぁ。
じっくり見ていたいところですが今日は行程が長いので先へ進みます。登山道脇にスミレサイシンの仲間が出ていました。なんだろう?
尾根近くになると山が乾燥して花が少なくなってきましたが、シャクナゲがパラパラ出てきました。日当たりの良いところでは咲き始めています。
高圧線の鉄塔を過ぎるとカリカリに乾燥した尾根歩きとなりどうにも楽しくありません。長者の森付近の見事な植生が気になって仕方ないので白岩コースとの合流点で山登りは中止して引き返すことにしました。
ニリンソウ、サンリンソウ、レンプクソウなどの花をたっぷり楽しみながらゆっくり車に戻ります。
往きには気づかなかったクワガタソウが咲いていました。
花をよく見るとオオイヌノフグリの仲間だなぁと判ります。
道の脇に小さな白い花が咲いていました。またヒゲネワチガイソウかなと思いましたが葉っぱが広いので近づいてみるとワダソウでした。
この花が見たくて以前に和田峠のあたりを探して見つからなかったことがあったのでこれは嬉しい出会いでした。
車に戻って川沿いの林道を進みもう少し花を探して見ることにします。道路沿いにマルバスミレが咲いていました。
コガネネコノメソウでしょうか。沢山咲いています。
ニョイスミレ。
ずいぶんと丸弁なタチツボスミレ。
エイザンスミレもあちこちに咲いています。
レンプクソウも咲いています。
エイザンスミレとレンプクソウのコラボレーション。
ラショウモンカズラも咲き始めていました。
一昨日は花を見ようと出掛けて花が無く山に登ってしまい、今日は山に登ろうと出掛けて花が多くて山に登れませんでした。これは"ままならない"というよりも"気まま"というべきなんだろうな。
家に帰る途中、往きに気になった「栃原岩陰遺跡」というのを覗いて来ました。落石危険で中には入れませんでしたが縄文時代草創期から早期の生活跡だそうで良いものを見ることができました。