XR-8というフィルムカメラ
RICHOのXR-8という一眼レフのフィルムカメラを買ってしまいました。1994年発売の新しいカメラです。あれ?変ですか?
花撮りに重宝しているNOKTON 58mmのメーカ、COSINAが出していたCT-1スーパーというカメラのOEMで、NIKONのFM10も兄弟らしいです、というのは買ってから知りました。本当はフィルムカメラを買うつもりなくて、Rollei35用に外付けのセルフタイマーをフリマアプリで探していたところたまたま見つけ、Kマウントだしとっても安かったのでつい。
こんなカメラです。ペンタ部にRICHOの文字があるらしいけど、消えちゃったのか消されちゃったのか。
手元に来て早速試してみましたが、露出計も動いて問題ないかなと思ったら流石にそうはいきませんでした。まず、フィルムがどれだけでも巻ける。最初は、アレッ?、巻き忘れたかなと思いましたが、試しに巻いてみるとシャッターを切らなくても巻けてしまう。こういう仕様ってことはないよねぇ? まぁこれはシャッターを切る前に巻くというのを習慣付ければよいので問題なしとしました。次が、NOKTON58mmが使えない。これはちょっとがっかり。Kマウントなので装着はできますが、ミラーが引っかかってシャッターが切れないのでした。おーい、同じメーカーやろう! とは思いますが、このカメラはミラーが両面テープで貼ってあって、経年劣化でずれることがあるそうです。確かにNOKTONの後ろはFA31mmに比べると出っ張りが大きいように見えるのでもしかしたらミラーがずれているのかもしれません。これではFA50mm f1.4を買わないといけなくなるじゃないか! 嘘です、買いませんよ。アダプターを付ければM42のレンズも使えるので良しとしましょう。
Flektogon 35mmを着けたところ。良いじゃない?
まぁいろいろありましたが、使ってみれば小さくて軽いしファインダーも綺麗だし、良いかな。ストラップがないのでRollei35の速写ケースについていた革製のをとって付けました。なのでRollei35用にストラップを買うはめになった結果、XR-8よりストラップのほうが高くつきました。馬鹿だねぇ。
以下、XR-8+FA31mmで写しました。
ノコンギクとアキノキリンソウはいい気になって開放。無謀だった開放。絞ればよかった。デジタルと違って後悔してももう遅い。
美しの池。
リンゴの自販機があった近く。芦田から姥ケ懐への途中で見かけた秋の山田。私のヘタッピな写真では伝わりませんが、思わず車を停めて眺めたくなる山村の風景です。駐車スペースあり!
※10月21日訂正。「姥ケ原」ではなく「姥ケ懐」でした。
はさかけ米ですよ! 美味しいだろうね。
同じところを翌日の曇り空で。雲が低い。
芦田宿外れのちょっとライステラス。ここもほんと伝わらないと思うけど、つい車を停めて写しました。この景色を伝えられる腕が欲しい。
XR-8を買った後、セルフタイマーが見つかりました。セルフタイマー機能の付いてないカメラなんていまどきないから消えていきますよねぇ。私の場合、Rollei35にはセルフタイマーが付いてないし、ICAREXのは壊れてるので丁度良いのです。とはいうものの、本当のところは自撮りがしたい訳もなく外付けセルフタイマーそのものが欲しかったのでした。
愛知県瀬戸市の岩巣山へ登ったときにRollei35に付けて家内と記念撮影。「あんた、めんどくさいことしとるねぇ」といわれましたが、そこは「楽しそうにしとるねぇ」といって欲しいなぁ。
憧れのMADE IN JAPAN、メーカー名書いてないけど。
終盤の庭、紅葉の始まり
金曜から長野の山荘へ行ってました。庭の花もいよいよ終盤。今回はNOKTON 58mm f1.4とFA31mm f1.8の2本で写してきました。この2本のレンズはこれまで開放が難しくて使えていませんでしたが、突然使えるようになりました! なったような気がします?
という訳で今回は写真が一杯です。以下、絞りはすべて解放。
シュウメイギクは先週よりさらに沢山咲いていました。NOKTON
これはFA31mm。玉ボケは小さいけどこっちのがなめらか?
サラシナショウマに絡んで咲くイワシャジン。後ろの茎とかが2重になってるのがちょっと気になる。NOKTON
同じ花をFA31mmで。後ろの茎とかは2重になってないなぁ。まぁNOKTONも1.8まで絞ればこんな感じかもしれない。
ホトトギスが咲き始めました。NOKTON
こちらはFA31mm。
日曜には2輪目が咲きました。NOKTON
ウメバチソウも咲き出した。NOKTON
これは翌日FA31mmで。
ウメバチソウの花も月曜にはだいぶ増えました。NOKTON
野生ではなくて植えたノコンギク。NOKTON
そして翌日FA31mmで。
月曜のノコンギク。NOKTON
野生の(勝手に生えてる)ノコンギク。NOKTON
アキチョウジ、やっぱり青い花が好きだな。NOKTON
ナギナタコウジュは終盤。NOKTON
キャットニップも終盤。NOKTON
ヤクシソウも20cmくらいだと可愛らしい。FA31mm
以上、しつこく写真を載せましたがすべて開放です。今回なぜ急に開放が使えるようになった(気がする)のか考察してみました。
1.吾輩の腕が急に上がった。
2.眼鏡を作り直した。
3.ホァホァ、フワフワの絵も良いじゃないかと思うようになった。
うん、2と3だな。
特にFA31mmは、31mmということで1.8といってもそんなに被写界深度は浅くないだろうという勝手な思い込みがありましたが、開放で撮った写真を拡大して見たらびっくりの浅さでした。これじゃぁいい加減に写して使える訳がないねぇ。
これまで山へ行くときに花も撮りたい、景色も撮りたいと持っていくレンズに迷うことがあったのですが、FA31mmだけで山も花も写せそうなのでこれ1本でいいんじゃないかと思いました。でも玉ボケは圧倒的にNOKTONだね。
夜は大きなヤママユの♀がやってきました。
そういえば山荘に来る途中に白いツリフネソウを見ました。キツリフネの白かな?
土曜は女神湖畔のYHで開催された「エサケリスト全国大会」という虫屋さんの集まりにお邪魔しました。
会場へ向かう途中、ツルヤさんでお酒を差し入れ用に用意しました。今は飲めませんが、以前はよく飲んでいた銘柄。純米だけど辛口なところが良かったです。
ついでに自分の朝食用にりんごバターも購入。Twitterに美味しいと書いてあったので試してみたら本当に美味しかった!
女神湖あたりは紅葉が始まっていました。
大会には北海道から九州まで43名の虫屋さんが集まっておられました。第22回! 22年ってすごいなぁ。当初若かったであろう方々も今や上から撮ると厳しい?
夕食後はそれぞれ持ち寄った虫のオークションがありました。
当日配布された会誌のEsacerus(エサケルス)22号です。私は虫を採っていないので記事は書けませんが表紙の絵を描きました!
皆さん物凄い元気で、ず~っと飲みながらしゃべっています。しらふで酔っ払いの相手を6時間ほどしていたら疲れてきたので山荘へ帰ることにしました。1時少し前にYHを出ると台風の強い風が吹いていました。真っ暗な中を走っていると時々木の枝が落ちていて太いのもあってびっくりします。
翌日は以前に切ってもらってそのままにしてあったクリの木を玉切りすることにしました。愛用のチェーンソー。小型ですが玉切りくらいなら問題なし。
まずは目立てをします。私は素人なのでゲージを使います。
目立て前の刃。上の部分が丸まっています。
目立て後の刃。ちょっとは刃が立ったかな?
昔使っていたグローブが役に立ってます。
これくらいならすぐに切り終わります。
切り終わったらチェーンソーの掃除。目立てと掃除のほうが時間が掛かるなんて!「面倒だなぁ、楽しいなぁ」の秋の午後の図。久しぶりに週末山暮らしっぽい感じ。
秋の花やキノコ(2)
日曜、台風24号が迫っていましたがどんよりとした曇り空で不気味なほどに風がありません。午前中は降ってこないようなので白樺湖近くの美しの池へ行ってきました。
笠取峠から152号を南下し白樺湖の手前を左折するとすぐ右側にあります。
着いたときはまったく風もなく水面は鏡のようでした。
数枚写していると突然雨が。
傘を差しながら池の端についている道を歩いていくと池に流れ込む川を渡ります。
木道が湿地に続いていました。下の写真は振り返って写したもの。
湿地には思った通りシキンカラマツがありました。種を着けています。ミズバショウもあるようです。
道は池を時計回りに回り込んだあたりで離れていきます。
紅葉の頃にもう一度来てみたいです。
林の中を気持ちの良い道が続きます。進んでいくと白樺湖に出るようです。
おっと、良いキノコがありました。
すぐ近くにもう一つ顔を出していました。
あれあれ、隣にもう一つ。
美味しいタマゴタケ。
キノコを写しながら少し歩いてみました。シラカバに出ているのはヌメリスギタケモドキかな。
いっぱい出てます。ナラタケかな。
金曜に食べたリンゴがすごく美味しかったので帰り道にまた買って帰りました。今度は8個で300円でした。山荘へ戻っても降ってなかったので家の周りを一周してキノコを写してみました。
庭に出ていたニガクリタケ。
ホコリタケ。
キノボリイグチ?
なんだか判りません。
テングタケの仲間?
大きいです。高さ40cmくらい。
判りません。
いっぱい写したけど絵になってないし名前も判らないからもうやめます。タマゴタケは土瓶蒸しで美味しく頂きました。
実はフィルムカメラをまた買ってしまいました。RICHOのXR-8というカメラです。今回連れて行ったので現像が終わったらアップします。
秋の花やキノコ(1)
週末は台風が来るのでその前に。金曜の午後、女神湖近くを散歩してきました。
キノコも出てます。ハナイグチは開いたばかりは美味しいけど、大きくなると埃っぽいのでちょっと苦手です。
赤くて美人だけど食べられないベニテングタケ。
帰りに道端の自販機でリンゴを買いました。後ろはリンゴ園です。
扉がガラスになったコインロッカーみたいな感じ。
小ぶりのシナノスイートが6個入っていました。
そのあとはツルヤさんに寄ってお買い物。明日の朝食はパンなのでこれを買いました。なかなか美味しくて気に入りました。邪道かもしれないけど、バターを塗った上にこれを塗ると殊更美味しい。
普段は自家焙煎のコーヒーを飲んでいますが、今回は用意できなかったのでツルヤオリジナルの軽井沢丸山珈琲のモカブレンドを購入。これもなかなか美味しいです。
庭も秋の花になりました。
ノコンギクが真っ盛り。庭に咲いているけど野生で勝手に生えてます。
シュウメイギクはいよいよ花盛り。
キイジョウロウホトトギスは豪華な感じ。もう終盤。
アキチョウジも咲き始めました。
カリガネソウ。なんとも奇妙な形の花。斑入りの葉があると花の少ない季節に庭が華やぎます。
イヌショウマはそろそろ終盤です。サラシナショウマよりこっちのが好きかも。
勝手に生えているヤクシソウ。2m四方くらいの株になって庭を占拠してます。右上の葉っぱはヌスビトハギかなんかが絡んているので、ヤクシソウの葉ではありません。ちょっと雑草が茂りすぎだなぁ。でもヤクシソウもヌスビトハギも好きだから抜きにくいんだよね。
これも勝手に生えているナギナタコウジュ。好きな花なので放置しておいたらこれも増殖してきました。
ノコンギクとごちゃまぜになって咲いてます。
秋にもパラパラと咲くヒゴスミレ。これももともと勝手に生えていたやつで、好きな花だからと抜かずにいたらあちこち蔓延りだした。好きだから良いんだけど。
アケボノソウはまだ咲いてる。花期が長いから見ごろを逃すことがなくて良いな。でもどこにピントを合わせたらよいかいつも迷います。
日曜は白樺湖の近く、美しの池へ行ってきましたが、長くなってしまったのでここで一度分けてまた後日アップします。
Icarex35Sで撮った写真
信州へIcarexを連れて行った時の写真です。レンズはTessar 50mm f2.8を着けていきました。私のIcarexはストラップの取り付け部分が削り取られていて持ち運びにとても不便していたのですが、先日三脚穴に取り付けるストラップを見つけて早速購入しました。便利なものがありますね。これまで持ち出し難かったIcarexの出番が多少は増えるかもしれません。
八ヶ岳自然文化園から牧場へ向かう途中の渓流です。5.6くらいまで絞ったと思います。
牧場に落ちていたリンゴ。これも5.6くらい。
今回はせっかく重いIcarexを持って行ったのだからTessarの開放を試してみました。以下の写真はすべて開放です。
イボテングタケ?が生えていました。あー、やっぱりTessar良いなぁ。
アケボノソウ。
ツリフネソウ。
玉ボケを試すならやっぱりサラシナショウマ。口径が小さいのでちょっとうるさいです。Rollei35に着いてるTessarよりはグルグルしないかな。
窓辺で最短撮影。こういうときはファインダーが付いてた方が簡単。
開放で写したいときはファインダーがある方が当然ですが使いやすいです。M42マウントのもっと明るいレンズがちょっとだけ欲しくなりました。危ない、危ない。
庭の花、山の花
蓼科自由農園と隣接の808へ寄って食材を購入してから八ヶ岳自然文化へ向かいました。808のパンとプラカップに入った手作りジャムがお気に入りです。
以前にRollei35で写した808の店頭ディスプレイ。写真を見てシグリ農園(パプアニューギニア)の豆に気がつきました。いずれ飲んでみたいです。
八ヶ岳自然文化は季節が遅かったのか花はあまり見られませんでした。
アサマフウロ? 色が薄いので違うかも。
ミゾソバ?
トウバナの仲間? よく判りません。
牧場まで歩いて行って直売場で暖かいミルクと808で購入したパンでお昼にしました。ここのミルクはすごく美味しいです。天気が良ければ八ヶ岳が目の前に広がりますが、この日は完全に雲の中でした。
山荘に着いたら庭にセンチコガネが。新成虫のようでキンキラキン。でも庭に糞虫がいるのってどうよ? まぁ今年は防獣ネットを張って鹿が来なくなったので良いんだけども。
一昨年種を蒔いたアケボノソウが咲き始めていました。
すごく好きな花です。やっぱり花はNOKTON 58mmが良いなぁ。
昨年、家の北側から移植したオケラも咲きました。静かな雰囲気の落ち着いた良い花だと思います。
サラシナショウマは山より2週間遅れで咲き始めました。
相変わらずヒョウモンに人気です。
イヌショウマも咲き始め。今年は一杯花を着けてくれました。
日曜はなんとか雨が止んでそうなので姫木から殿上山へ行ってきました。車を停めたところに赤い実を一杯付けた木がありました。ヒョウタンボクだと思います。毒があるからか鳥も食べていないようで、いったい何のためにこんな美味しそうな見た目をしているんだろう?
伐採跡を登っていくと秋の花が咲いていました。
これはクルマバナ?
ヤマハハコはもう終わりかけ。
カラマツ林に入るところでサラシナショウマ
笹の中でマムシグサの実
カラマツ林の中を進みます。笹の下草はほとんど風知草。
カラマツを抜けるとシラカバ、ダケカンバ、ミズナラの中を登ります。
車山が見えてきます。
振り返ると雲と編笠山の間にギリギリ富士山が見えました。
ハクサンフウロがまだ咲いていました。
リンドウが咲いていますがなんだか判りません。
ウメバチソウがところどころ咲いています。
これはイブキジャコウソウ?
トリカブトの季節になりました。
殿上山の山頂では季節外れの菫が咲いていました。アカネスミレかな。
山頂は天気が良ければ素晴らしい眺望ですが、今日は目の前の蓼科も雲の中。
そういえばルリクワガタの産卵マークがありました。コルリかな?霧ヶ峰あたりでは初めて見ました。
今回はIcarex35Sを持ってきたので現像ができたら後日アップします。
Rollei 35で撮った写真
Rollei 35に入れた36枚撮りをようやく使い切ったので現像しました。
前回、NOKTONで写したのと同じホウの葉っぱ。解放、最短撮影距離を試してみました。背景が少しグルグルしてます。芽を狙ったつもりだったけど2~3Cm前ピンに。
これも前回と同じサラシナショウマ。開放でグルグルしてますが酷い前ピン。
ツリフネソウは少し絞って、撮影距離は1.2mだったような気が。
蕗の薹さんへお昼を食べに行く途中。以下、しっかり絞ってパンフォーカス。
女神湖から帰る途中、芦田宿に入ったところ。「今月今夜」ってなんだろう?
祭礼があるみたいでした。
このところマイブームなバス停の写真。
同じく芦田宿にある大庭遺跡。
土曜は岐阜の養老の滝へ行って残ったフィルムを使いきりました。いい感じだったのでこれからは風景写真にも使おうと思います。
デジタルよりダイナミックレンジが広くて黒つぶれや白とびしないように見えます。フィルムの場合はダイナミックレンジじゃなくてラチチュードっていうのかも。
丁石。ちょっとだけ絞ったような気がする。4だったかな? 土台の石のあたり、これくらいのボケかた気に入りました。
こちらが養老の滝。雨がよく降っているので凄い水量。
今回初めて36枚撮りをRollei 35に入れました。撮り終わった後、無事に巻き取れるか不安で「切れるなよ、切れるなよ。」と唱えながら巻きましたが、結局なんということもなかったので今後は経済的な36枚撮りを使おうと思います。