さようならLightroom5、こんにちはLuminar4

　これまでデジタル写真はRAWで保存してLightroom5で現像していました。Lightroomは随分前にサブスクリプション版に変わりましたが、自分には月額が高すぎて変更する気になれないまま来てしまいました。今回、代わりに使える現像ソフトを探したところLuminar4がなかなか良さそうだったのでこちらを購入することにしました。AIの方ではなくて4にしたのは自分で仕上げたいからRAWで撮ってんだよと思うものの、本当のところは老人特有の意固地さが出ただけかもしれません。
　Luminar4はPCの要求スペックが高いため私のノートでまともに動くだろうかという心配もありましたが、結果はまぁなんとか動いてくれてます。ちなみにCORE i5でRAMが４Gです。RAMがかなり少ないですが、本体ドライブがSSDなのでなんとか使えてるかなと思います。
　ということでLightroom5からLuminar4に替えて使ってみた様子など少し書いてみました。
　まず使用環境ですが、画像データは外付けのHDDに保存、カタログは本体のSSDに置いています。外付けHDDは年毎にフォルダを分けて、その下に更に日付別フォルダを作っています。Lightroom 5では10数年前からの画像をすべて一括管理していましたが、Luminar4は立ち上げ時にすべて見に行くようなことがネットに書いてあったので、とりあえず昨年1年分をカタログに取り込んでみました。そうしたらなんとまぁ昨年だけで1万枚以上写していました（下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとは言いますが、自分には当てはまらないようです）。かなり時間を掛けてカタログは出来ましたが、少し操作するとすぐにフリーズしてしまいます。しょうがないので月別にカタログを作成してひと月分ずつ取り込むことにしました。これでなんとか使えるようになりました。
　下記が私の使用環境です。yyyy-mm-ddは2021-01-23みたいな感じです。yyyymm.luminarというのがカタログファイルです。

画像ファイルはdの外付けHD
d:/・・・/yyyy/yyyy-mm-dd/画像ファイル

カタログは本体SSD
c:/・・・/ピクチャ/Luminar 4 Catalog/yyyy/yyyymm/yyyymm.luminar

　Lightroomで現像していたときは主に露出・ハイライト・シャドウを調整するくらいで、なるべく自分の記憶にある絵にしようとしていましたが、Luminar4にしてからはちょくちょく弄ります。例えばこれは昨夏に写した渓流ですがシャッター速度を遅くしただけでなんということもない写真です。

　この時、あたりに霧が出ていて、しかもそれが晴れる直前、ちょうど渓間にうっすらと陽が差して来たという瞬間に当たっていればもう少しドラマチックな絵が撮れたと思うのです。こうするとPCの起動画面みたいじゃないですか（笑）

 　これはLuminar4で元画像に霧を出し、右上に太陽を配置したものです。こういうのは邪道なんでしょうねぇ、多分。嫌いな人はもう絶対ダメなんだと思います。私はこういうの今はアリかな。山を歩いているときなど「あぁここでこんな光があったら良いのになぁ」と思うことが頻繁にあります。こんな絵が欲しいというイメージが自分の中にあるなら、そのように仕上げれば良いじゃんと思うわけです。勿論こんなことしなくてもドラマチックな写真が撮れるに越したことはありませんが、私には撮れない。大体こんな道から外れた渓流で霧の中、光の具合がよくなるのを待つなんて熊が怖くて出来ないし。もちろんすべて弄り倒してということではなくて、大抵は記憶に近づくように現像していますけどね。

　Luminar4だと写真を弄り易いというのもあります。Lightroomのプリセットと同じようにLuminarではLooksというのを使います。
　何の変哲もない雪の白樺林の写真を弄ってみます。

　ビューのLooksパネルを表示にするとモニター下段にずらずらと出てきます。Dramaticという標準搭載のコレクションを表示したところです。

　マウスでポイントするだけでメイン画面に反映されるので適用後の確認がすぐに出来ます。一番右端のMysticをポイントしたところです。少し神秘的な感じになったかな？

　気に入ればクリックして適応後、エクスポートするだけです。

　他にもいくつかコレクションが用意されています。

　私のPCだとLooksパネルを表示した状態で次々作業を繰り返すとフリーズすることが多いのでその都度非表示にしています。Lightroomはサクサク動くので流石に上手く作って有るなぁとは思いますがもう戻りませんよ。